院長ブログ
第1回「健診で『少し高め』と言われたまま放置していませんか?」
毎年健康診断を受けているのに、結果を見てそのままにしている方は少なくありません。
「血圧が少し高めですね」「脂肪肝が見られます」「血糖値が気になります」
こう言われても、「まだ薬を飲むほどではないので様子を見ましょう」と言われると、なんとなく安心してしまいます。
でも、その「様子を見ましょう」の期間にはすでに体の中で重要な変化が起き始めているのです。
健診の数値は信号です
血圧・血糖・肝機能の数値は、体からのサインです。正常範囲を少し超えた段階は、体が「このままでは危ない」と警告を出し始めているタイミングです。
この段階では自覚症状がほとんどありません。だから多くの方が放置してしまいます。
しかし医学的には、この「グレーゾーン」こそが最も介入効果の高い時期であることがわかっています。
保険診療では対応できない「未病レベル」
日本の保険診療は、病気と診断されて初めて治療が始まる仕組みです。血糖値が糖尿病の基準に達していなければ薬は出ません。「まだ病気ではない」という理由で、積極的な治療は行われません。
この「病気ではないけれど健康でもない」状態を、医療の世界では「未病」と呼びます。
当院が力を入れているのは、まさにこの未病の段階からの対策です。
次回は、体重と病気の関係について具体的にお伝えします。