院長ブログ
医療用サプリメントと市販のサプリメントの違いについて
医療用サプリメントと市販のサプリメントの違いについて
ビタミン、ミネラルなどのサプリメントは、食事で不足した栄養素を
補う目的でつくられ、ドラッグストアで販売されています。
市販のサプリメントの服用量は医療用に比べ、少ない量が設定されています。
そのため、市販のサプリメントは、健康な方がさらに健康になるために利用してほしいです。
以下の様な方は、医師の指示による服用をお勧めします。
・体調が悪い方
・血液検査で不足している栄養素を確認したい
・現在自分で服用しているサプリメントが合っているか、量が適切か知りたい
・たくさんの種類のサプリメントを服用しており、整理したい。
医療用のサプリメントの特徴
- クリニックでしか販売できないので、栄養素の含有量が多い
- 血液検査や診察で不足している栄養素を医師が診断できる
- 定期的に血液検査をすることで、そのサプリメントの量が適切は診断できる。
- 高品質なものが多い分、費用も高め。
海外のキレート鉄にご注意を
海外のサプリメントを手軽に購入されている方がいらっしゃいます。
アミノ酸でキレートされた、キレート鉄は、服用すると吸収が良すぎて、短期間に
過剰となる事例があり、注意が必要です。安全なヘム鉄に比べ、鉄不足の改善はかなり
早いのですが、鉄が過剰になりやすく、一旦過剰になると、体外に排泄するシステムが
人間にはないので、排泄が困難です。鉄が過剰になれると、肝臓や心臓、膵臓などの臓器障害を起こす可能性、心臓疾患を引き起こす可能性などがあります。
鉄のサプリメントを服用する際は、必ず栄養療法を行っているクリニックで血液検査を受けてフェリチンをモニターリングしてもらいながら、安全なサプリメントを摂取するようにしましょう。